Pandan College & Kengo Kuma
2017年6月17日 インドネシア共和国バリ州デンパサール市サヌールにあるグランド・バリ・ビーチ・ホテルにて、建築家・隈研吾(写真左・男性)がセミナー開催後、パンダン・カレッジのスタッフ・教師全員と在デンパサール日本国総領事の千葉広久氏(写真右・男性)と一緒に写真を撮影した。
隈研吾氏は、バリへの来訪を心待ちにしていた約200名のセミナー参加者より、暖かく迎えられた。同セミナーの開催はパンダン・カレッジ開校10周年を記念して開催されたものだった。 セミナー開会のご挨拶を市長のイダ・バグス・ライ・ダルマウィジャヤ・マントラ氏にいただき、パンダン・カレッジが、日本とインドネシア、特にはバリとの間、両国間の架け橋になるように、多大なるご支援とご厚情を賜った。 市長は、今後もとりわけバリの人々が、今日の日本の発展からより多くを学べるように、パンダン・カレッジには、その他の著名人も呼んで欲しいとのことだ。
Pandan College Construction Start
バリ島デンパサール、レノンのテュカッド・バデュン (Tukad Badung) エリアにあるパンダンカレッジ校 総本部の新校舎建設スタートにあたり安全祈願の儀式の準備が 始められました。
暦の上で良い月良い日にあたる(私たち皆が 天のご加護に恵まれますように) 2016年6月9日木曜日 午前10時頃 インドネシア バリ・デンパサールの レノン・テュカッド・バデュンエリアに 約500平方メートルの面積を有す パンダン・カレッジ総本部ビルの建設始工の象徴として バリの祭司たちが 安全祈願の儀式(お供え)の開催を始めました。
始まりは その場所に関係するお寺の祭司に連絡をとり、農地からパンダンカレッジに頂いたデウィスリ(豊穣の女神)をスバック(灌漑管理システム)のお寺にお返しする許可をいただくことからでした。
約二十人の人が出席し、このお祈りの儀式に参加し 立ち会いました。
お供え係からお供えや供物が下された後 太陽の祠に供えられ、祭司は 儀式の実行にとりかかりました。儀式を率いるのは テュカッドバデュンTukad Badungの祭司が一人で それに夫人同伴の村の祭司が立ち会います。
儀式は イダ・サン・ヒャン・ウィディに パンダンカレッジ校の建設工事期間中の 安全を祈願することから 始まりました。
そして 続いて 上述の場所をお清めし、 デウィ・スリ(豊穣の女神)に対して、 現在の場所から スバックのお寺に お返しする許しを乞います。現在の場所には 学校が建てられるため 安全を祈願し、建設工事が 順調に進み成功することを 祈願しました。
儀式は 続いて 建設される建物のそれぞれの角に 印を付け、聖水をかけ、予め用意されたお供えを捧げます。
そして続いて 全ての邪悪なものを遠ざけるようマントラを唱えられた聖水で 土地全ての場所をお清めが行われます。
全ての場所が 清められた後、 続いてスタッフと請負業者(コントラクター)の全員が 一緒にお祈りを捧げます。
全員でのお祈りの後、その土地にあるネガティブなオーラを追い払う目的で ペチャルアンという儀式を続いて執り行います。
ペチャルアンは その土地の全てのエリアを 回りながら行います。
ペチャルアンの儀式が終わると 次の儀式は 豊穣の女神をお返しする儀式のため スバックのお寺にお供え物を持って行きます。 この行事は祭司一人が率い 五人のお供え係とパンダンカレッジのスタッフが 同行しました。
そして パンダンカレッジのスタッフが 豊穣の女神が スバックのお寺に戻られてからも 常に安全平和でいられるよう 祈願するお祈りを行いました。
スバックのお寺における祭司により執り行われた儀式とお祈りの後、私たちは皆、テュカッドバドンのパンダンカレッジの土地を祭司によって 捲くための聖水(スバック寺からの聖水)を持ち帰りました。
全ての儀式は 中部インドネシア時間12:30には 終了し、その後はみんなで 昼食をとりました。 これがテュカッドバデュンで行われた 土地を清め、 稲作の女神を元の場所にお返しし 案内する 儀式です。
パンダンカレッジが インドネシアの人々の役に立ち ご加護に恵まれ 邪悪な事柄から無縁であるよう、皆さまの ご協力とご祈念をお願いいたします。 この学校が 今後とも インドネシアと日本の間の 幸福と友情の「かけ橋」となりますように。
ありがとうございます。